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コラム税理士事務所の成長に、実践できる知識を。
顧問先支援

税務の先まで支援する、顧問先向けWEBサービスの始め方

顧問先との接点を増やし、事務所の提供価値を広げるサービス設計のポイントをまとめます。

税理士事務所には、顧問先から税務・会計以外の経営課題について相談が寄せられることがあります。なかでも、「ホームページを作り直したい」「問い合わせを増やしたい」「採用情報をうまく発信できない」といったWEBに関する悩みは、多くの中小企業が抱えるテーマです。

こうした相談に応えるWEBサービスは、顧問先の成長を支え、税理士事務所との関係をさらに深める可能性があります。一方で、専門外の業務を曖昧なまま引き受けると、品質や責任範囲、費用をめぐる問題につながりかねません。

この記事では、税理士事務所が顧問先向けWEBサービスを始めるメリット、提供しやすい支援内容、体制づくりの注意点、導入ステップを分かりやすく解説します。

税理士が顧問先の経営者とWEB活用について相談するイメージ
顧問先向けWEBサービスは、日々の経営相談から見つかった課題を、適切な専門支援へつなぐ取り組みです。
ARTICLE SNAPSHOT

この記事で分かること

01提供する価値

経営課題の早期発見と解決を支え、顧問先との関係を深める効果。

02始めやすいメニュー

サイト診断、情報発信、制作など、ニーズに合わせた支援内容。

03安全な進め方

役割と責任を明確にし、専門パートナーと小さく始める方法。

01
BENEFITS

WEBサービスを提供するメリット

税理士事務所がWEBサービスを用意する意義は、単に売上の柱を増やすことだけではありません。顧問先の事業を理解している立場だからこそ、経営状況に合った課題整理と支援の橋渡しができます。

顧問先の経営課題を早く見つけられる

月次面談や決算報告では、売上、利益、人員計画などの変化を継続的に把握できます。そのなかで、「新規顧客が増えない」「採用コストが上がっている」といった課題が見つかることもあります。

数値の変化とWEB上の情報発信を一緒に確認すれば、ホームページの改善、採用ページの整備、問い合わせ導線の見直しなど、具体的な次の一手を提案しやすくなります。

相談窓口を一本化できる

中小企業では、WEB制作会社の選び方や依頼方法が分からず、課題を感じながらも対応できていないケースがあります。信頼している税理士事務所が最初の相談窓口になれば、顧問先は安心して検討を始められます。

事務所が経営上の目的を整理し、適切な専門家へつなぐことで、顧問先と制作側の認識のずれも減らせます。

継続的な伴走支援につながる

ホームページは、公開後も情報の更新や効果測定が必要です。税務顧問の面談とあわせてWEB施策の進捗を確認すると、単発の制作で終わらず、経営目標に沿った改善を続けられます。

顧問先の成長を税務・会計と情報発信の両面から支えることで、事務所の提供価値を高め、長期的な関係づくりにもつながります。

税務データとWEB施策を組み合わせて顧問先の成長を支援するイメージ
経営数値と事業課題を理解している強みを生かし、顧問先に必要なWEB施策を整理します。
02
SERVICE MENU

顧問先へ提案しやすい支援内容

最初から大規模なサイト制作を商品化する必要はありません。顧問先の悩みを整理する小さなサービスから始め、必要に応じて制作や運用へ広げると提案しやすくなります。

ホームページの簡易診断

現在のサイトを確認し、事業内容が伝わるか、スマートフォンで見やすいか、問い合わせ先が分かりやすいか、情報が古くないかを整理します。

専門的な分析に入る前に、経営者と課題を共有する入口として有効です。優先順位を付けた簡潔な診断レポートを用意すると、部分改修と全面リニューアルのどちらが必要か判断しやすくなります。

情報発信・採用コンテンツの支援

お知らせ、専門記事、事例紹介、採用情報など、更新したいテーマを整理し、発信計画を作ります。顧問先が持つ専門知識や実績を聞き取り、読者に伝わる文章へ整える支援も考えられます。

税理士事務所は顧問先の事業を理解しているため、強みや数字の背景を引き出しやすい立場です。ただし、公開情報の最終確認は顧問先自身が行う運用にします。

制作・改善の専門家への橋渡し

新規制作、リニューアル、SEO、広告、写真・動画など、専門性が必要な業務は、信頼できるWEBパートナーと連携して提供します。

税理士事務所が経営課題と予算感を整理し、制作会社が設計・実装を担うなど、役割を明確にするとスムーズです。公開後は問い合わせや売上の変化を定期面談で確認し、次の改善へつなげます。

顧問先向けのWEB診断、コンテンツ制作、サイト改善メニューを整理するイメージ
診断・企画・制作・運用を段階に分け、顧問先の課題と予算に合うメニューを提案します。
03
RISKS & RULES

始める前に整理したい注意点

WEBサービスは顧問先への新たな価値になりますが、税務顧問と同じ感覚で受けることはできません。業務範囲や責任、情報管理のルールを事前に整えることが重要です。

税務顧問との契約範囲を分ける

WEB相談が税務顧問料に含まれるのか、別契約になるのかを曖昧にすると、対応工数と収益が合わなくなる可能性があります。相談、診断、制作進行、公開後の運用など、業務ごとの範囲と料金を定めましょう。

納期、修正回数、成果物の権利、契約終了時の取り扱いも書面で確認します。広告やSEOについては、特定の成果を保証する表現を避けることも必要です。

専門領域はパートナーへ任せる

デザイン、システム開発、広告運用、セキュリティなどには専門知識が必要です。事務所内で対応できない業務まで引き受けると、品質低下やトラブルにつながります。

税理士事務所は課題整理と関係者の調整に注力し、制作や技術判断は実績のあるパートナーに任せます。紹介型、共同提案型、再委託型など、責任関係に合う連携方法を選びましょう。

アカウントと機密情報を安全に管理する

サイト管理画面、アクセス解析、広告、ドメインなどの情報を扱う場合は、共有方法と権限管理を決める必要があります。パスワードをメールで使い回すことは避け、必要最小限の権限を付与します。

顧問先の顧客情報や未公開情報を制作側へ共有する際は、利用目的と範囲を明確にし、秘密保持やデータの削除方法も確認しましょう。

04
IMPLEMENTATION

無理なく始める
導入ステップ

顧問先向けWEBサービスは、事務所の強みと顧問先の需要が重なる範囲から小さく始めます。試行を通じて提案方法と業務フローを整え、継続できる形へ育てましょう。

顧問先の悩みを整理する

定期面談でよく聞く相談や、顧問先のサイトに共通する課題を記録します。「問い合わせ」「採用」「情報更新」など目的別に分類し、需要の多いテーマを把握します。

サービスを先に作り込むのではなく、実際の悩みから必要な支援を逆算することが大切です。

提供体制とメニューを設計する

事務所が担当するヒアリングと課題整理、パートナーが担当する制作や運用を分けます。連絡窓口、見積もり、契約、進行管理、最終確認の流れも決めておきます。

最初は「簡易診断」「月1回の更新支援」など、範囲と成果物が明確なメニューにすると、担当者の負担と採算を確認しやすくなります。

一部の顧問先で試し、改善する

信頼関係があり、課題が明確な顧問先へ試験的に提案します。実施前に目的と確認指標を決め、終了後に満足度、対応時間、利益、問い合わせなどを振り返ります。

得られた事例をもとにヒアリング項目や料金を見直し、再現できる業務フローへ整えてから対象を広げます。

税理士事務所が専門パートナーと顧問先向けWEBサービスを計画するイメージ
顧問先の需要を確認し、体制を整え、小さな試行と検証を経てサービスを育てます。
05
SUMMARY

まとめ

顧問先向けWEBサービスは、税務・会計で把握した経営課題を、集客、採用、情報発信の改善へつなげる取り組みです。顧問先にとっては相談窓口が明確になり、税理士事務所にとっては支援領域と提供価値を広げる機会になります。

始める際は、サイト診断や更新支援など範囲が明確なサービスから試し、専門的な制作や運用はWEBパートナーと連携しましょう。契約、料金、責任範囲、情報管理を事前に整えることも欠かせません。

顧問先の実際の悩みを起点に、小さく提供して検証し、事例と業務フローを蓄積することが継続のポイントです。税務の先にある成長課題へ伴走することで、選ばれ続ける税理士事務所づくりにつながります。

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顧問先向けWEB支援・
パートナー連携なら
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タックスナイト・アーセナルでは、税理士事務所と連携し、顧問先のホームページ制作、サイト改善、SEO、コンテンツ運用を支援しています。

顧問先の課題整理から提案内容の設計、制作、公開後の改善まで、税理士事務所の関わり方に合わせた連携体制をご提案いたします。

「顧問先からWEBの相談を受けることが増えた」「新しい支援メニューを作りたい」とお考えの方は、お気軽にご相談ください。

無料相談・お問い合わせ
Q
FREQUENTLY ASKED QUESTIONS

よくある質問

Q01WEBの専門担当者がいなくても始められますか?

はい。税理士事務所は顧問先へのヒアリングや課題整理を担当し、設計・制作・運用は専門パートナーへ任せる方法があります。双方の役割を事前に明確にすることが重要です。

Q02どのようなサービスから始めるとよいですか?

現在のホームページを確認する簡易診断や、更新内容の企画など、範囲と成果物が分かりやすいサービスから始めると、需要と運用負担を検証しやすくなります。

Q03税務顧問料に含めて提供すべきですか?

無料相談の範囲を決め、診断、制作、運用など工数が発生する業務は別契約・別料金にすることをおすすめします。顧問先へ事前に範囲と費用を説明しましょう。

Q04WEBパートナーはどのように選べばよいですか?

中小企業支援の実績、説明の分かりやすさ、保守体制、情報管理、見積もりの透明性を確認します。顧問先へ提案する前に、小さな案件で連携方法を確かめると安心です。

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